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(Revenge of the)United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

Blue Monday

 先週3/1にJ1が、3/2にJ2が開幕しました。ワールドカップイヤー、そして遂にJ3の創設という事で更なる盛り上がりが期待される日本サッカーの、新たなる挑戦となるシーズンが始まったのです。

 以下、続きから。 

 

 

 我らがジェフユナイテッド千葉の開幕戦は、ゴールを奪えずホームで0-2の敗戦。昨季終盤を思わせる低調な内容で、カウンターからの2失点とはいえサポーターの多くに大きな不安を残してのシーズンインとなりました。

 私はさして殊勝な人間ではないので、ジェフから出て行った選手を積極的に応援しようとは全く思いません(日本代表での出場を除く)。あくまでジェフが昇格のために勝ち続けてほしいと常に願っており、ジェフに所属している選手達を世界中に存在する数多のサッカー選手の中で最も強く応援しています。

 ある意味で、サッカーの本質的な楽しみ方を忘れているのかもしれません。ですが、昇降格のあるリーグ戦、あまり甘い事も言っていられません。何があってもジェフを追いかけていくライフスタイルは不変ですが、それでも勝利を願ってしまいます。それは、ジェフの選手達やサポーターの皆さんと喜びを分かち合いたいからです。

 

 そういう想いを持っている方も多いのでしょう。J2での苦闘も5年目になれば、焦りを感じるのは当然だと思います。

 ですが、開幕戦からゴール裏に居残って選手の乗ったバスを囲む。この行動には全く共感出来ません。選手を萎縮させ、スタジアムやクラブの運営に関わっている方々に多大な迷惑をかける行為が、サポーターの起こすべきアクションだとは、とても思えません。

 私は、試合観戦時にはジェフの勝利のみを願っていますが、何があっても選手達に罵声を浴びせたり、ブーイングをしようとは考えません。何よりも勝ちたいと思って試合をしているのは選手達であるはずで、そんな彼らの心境を慮ればそんな行動をする気にはなれません。

 そして前述の一部サポーターの行為が、早々とYahoo!のトップに取り上げられた事も問題です。ここのサイトのニュースの選び方を全て肯定しているわけではありませんが、ともあれ多くの人がこのニュースを目にしたのは事実。

 

 Jリーグが開幕して20年。ここまでの道程は決して平坦ではなく、苦難の連続でした。

 昨今はJリーグのクラブ数も増え、次々に欧州へと選手を輩出。日本代表の視聴率は全てのテレビコンテンツの中でもトップクラスの優良さを誇れるほど注目を集めるようになり、更に“なでしこジャパン”のブレイクという予期せぬプラス材料もありました。今、日本サッカーに関わった先人達の苦労が、ようやく報われようとしている時です。

 それでも、まだまだ日本サッカーは磐石ではない。未だしっかりとした地盤を踏み固めている最中であり、プロスポーツとして全ての世代の人々に受け入れられたわけではありません。サッカーという競技に反感を持っている人も少なくない。まだまだ発展途上なのです。

 今回の件を、悪意を持って取り上げようとすればいくらでも可能です。サポーターの一部が行った事かもしれませんが、サッカーファンから見れば「千葉サポはいつも説教や抗議ばっかしてんな」という感想を持つでしょうし、一般の方には「Jリーグのサポーターとかいう連中はやっぱり危険だ」とイメージを持ってしまうでしょう。

 先述したとおり、サッカー文化は日本に定着したとは言い難い状況。一クラブの一サポーターという意識だけでなく、自分達が起こした問題がそのまま日本サッカーへの印象になってしまう事を意識してほしいものです。

 勿論、私自身も他人事ではありません。特にジェフのキットやグッズを身に着けている時は、クラブを代表していると思って行動しなければなりませんね。

 

 更に昨日のJ1の試合で、人種差別と取られかねないメッセージが掲示されたようです。

 一選手への中傷や、本来は別の意味だった、もしくは特定の国に向けたものである(これも十分問題だが)…などという形でこの件を矮小化しようとするのは、とても危険だと思います。

 あくまで問題は、レイシズムを肯定するような文言が撤去されずにスタジアムに掲げられ続けた事です。サッカーファンや、一般的な日本の人々に「実はこんな理由でこういうダンマクを張ったんだ」と内向的なエクスキューズをしたところで、この件が世界に報道された時にどう受け取られてしまうでしょうか。

 サッカーとは、グローバルなスポーツです。Jリーグに注目している世界のフットボール・ファンも、決して少なくはありません。ただ、こういったメッセージが発せられた事だけが伝わってしまうでしょう。

 個人的には、非常に残念な出来事でした。昨日は、うまく寝付けなかった程です。自分はフットボールという競技に、Jリーグの掲げる理念に深く共感しており、ある種理想的な未来をそこに描いています。それを否定されるような事が起きてしまうのは、とても悲しい事です。この件が、何らかの形で解決に向かうことを強く望みます。

 

 

 さて、ジェフはホーム2連戦となる今日の試合で勝利。まだまだ課題は多いようですが、クラブもサポーターもここから仕切り直し、シーズンを戦っていきたいものです。そして、今年こそ昇格を。

 タイトルは、先週の試合結果と試合後の騒動に対しての気分です(友人Fの引用を拝借)。今年はこんな日が減ることを願って。


New Order live, 1984, 'Blue Monday' - YouTube