(Revenge of the) United Minds

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来年の公開には間に合わないかもだ

 今月に入ってから、バタバタとスターウォーズ関連のニュースが私の元に入ってきました。

 

 新『スター・ウォーズ』主役候補が明らかに!シネマトゥデイ

 ジェシー・プレモンス、エド・スペリーアス、ジョン・ボイエガの三名だとか。オーディションが行われていたのでしょうか。黒人キャストであるジョン・ボイエガに注目が集まります。

 

 「スター・ウォーズ エピソード7」舞台は「ジェダイの復讐」の約30年後!(映画.com)

 EP6の30年後の時代。チョイスとしてはベストのように思います。同時に、これで皇帝のクローンによる復活や、外宇宙からの無慈悲な侵略者であるユージャン・ヴォングといったスピンオフ設定が組み込まれる可能性は非常に薄くなりました。良かった良かった。

 あとシネマトゥデイさん、『復讐(Revenge)』じゃなく『帰還(Return)』です、念の為。

 

 『スター・ウォーズ』新作、撮影開始! キャストほぼ決定シネマトゥデイ

 遂に撮影スタート…と言いたいところですが、来年12月の公開に間に合うのでしょうか。EP1~3は3年スパンで公開されましたが、それでもスケジュール的には余裕があるわけではなかったように思います。大丈夫なのだろうか。

 しかしスターウォーズが12月公開ってのも違和感がありますね…5月に公開されるというのが定番になっているので。ナイアガラ関連の作品が3.21以外に再発されるのと同じくらい、妙な居心地の悪さがあります。

 

新『スター・ウォーズ』出演者が正式発表!ハリソン・フォードら旧作キャストもカムバック!シネマトゥデイ

 そしてキャストも発表。マーク・ハミルキャリー・フィッシャーハリソン・フォードが出演するというまさかの展開に。つまり、ルークやレイア、ハンは恐らくそのまま登場するという事になるのでしょう。

 

 「スター・ウォーズ」新作にオリジナルキャスト、ディズニー発表AFPBB News)

 主役の座を射止めたのは、まさかのジョン・ボイエガ。初の黒人主人公となるのでしょうか。

 

  この中で最も大きなトピックは、旧作のキャストが再登場するという事です。元主役の三人のほかにも、チューバッカ役のピーター・メイヒューも出演するとか。C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、R2-D2役のケニー・ベイカーは新三部作にも出演していたので、これで皆勤賞という事になるのでしょうか。

 ハリソンが再びスターウォーズに出演するというのは、少なからず驚きでした。過去のインタビューではさほどこの作品への思い入れを感じさせず、あくまで「のし上がるためのチャンス」としてのみスターウォーズをとらえているように感じていました。他のインタビューでも、ルーカスの演出方法や作品の大ヒットそのものにも苦言を呈していた記憶があるので、よく引き受けたものだなぁと思います。年を重ね、更に『インディ・ジョーンズ4』で吹っ切れたのでしょうか。インディの続編も望んでいたようですからね。

 

 ストーリー自体も、スピンオフをなぞるものではない事に好印象。

 スピンオフ小説は殆ど読んでいない私ですが、大筋のストーリーラインはかつてディアゴスティーニから毎週刊行されていた「週刊スターウォーズ・ファクトファイル」にて把握しています。

 誤解を恐れずに言えば、私はスピンオフのストーリーに納得していないのです。そもそもルーカスが考えたものでない時点で“ルーカス原理主義”の私からすると大問題なのですが。

 例えば、『クローンウォーズ』(アニメ)や『シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影』『フォース・アンリーシュド』(共にゲーム)のように話の本筋を捻じ曲げず、映画の内容を補完する出来の良いものは基本的に歓迎します。しかし、ルークやハンのその後をルーカス抜きで考えるのは、どうも共感出来ません。

 EP6後のストーリーに関しては、以前はルーカス以外の作家がそれぞれ自由に小説を書いていました。ルーカスアーツもそれをほぼ公式のものとし、スターウォーズ・ユニバースが広がっていたのです。

 中学時代の初め頃、こんな小説を地元の書店で発見。

スター・ウォーズ 帝国の後継者〈上〉 (竹書房文庫)

スター・ウォーズ 帝国の後継者〈上〉 (竹書房文庫)

 

  「エンドアの戦いの5年後を描く待望の続編!」と売り文句があり、純粋だった西園少年は「すげぇ!スターウォーズは小説で続いていたんだ!」とすぐさまレジに直行したのでした。

 スターウォーズのスピンオフ小説の世界はまさにこの作品から始まったのであり、ここから続く3作は「スローン三部作」と呼ばれ、名作としてファンに親しまれている…という情報を知るのは後の事。私はこの作品を楽しみつつも、旧三部作には出てこなかった設定が続々と登場した事や、作者の名前が「ジョージ・ルーカス」でない事に違和感が拭い去れず、それが未だに続いているような状態です。

 

 若干話が逸れましたが、EP7のプロジェクトは着実に動き出している様子。J.J.エイブラムスが描く新たなスターウォーズの世界を過大な期待はせず、それでも楽しみに待ちたいと思います。

 

 

〔追記〕

 今日は“スターウォーズの日”だそうです。日本記念日協会からもお墨付き。

 5月4日は「スター・ウォーズの日」 日本記念日協会も認定(RBB Today)

 “May” the “4th” be with you.って事らしいです。

 当然ながら、これに合わせてスターウォーズ記事を更新したわけではありません。全くの偶然です。何しろ、今の今までこのニュースを知らなかったのですから。きっと、これもフォースの導きによるものでしょう。