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(Revenge of the)United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

Seven and the Ragged Taiga

History

 2016年の大河ドラマの内容が決まったようです。

16年大河ドラマは真田幸村 三谷幸喜さんが脚本(47News)

 戦国武将の中でも常に人気がある真田幸村が、いよいよ大河ドラマの主役へ。

 

 三谷氏は、ご存知の通り2004年の『新撰組!』で既に大河ドラマの脚本を担当しています。賛否両論の作品でしたが、DVDボックスの売り上げは大河最多とかで、根強い人気があるようです。

 主演は堺雅人氏が噂されているとか。思えば、彼の出世作が前述の『新撰組!』でした。他にも『篤姫』でも徳川家定を演じるなど、大河ドラマでは重要な役割を演じています。

 

 個人的には、あまり心が躍りません。戦国→幕末→戦国…のローテーションに飽き飽きしているのと、個人的に今はそこまで戦国時代にそこまで興味が無いからです。もう何度も書いてますが、秀吉が退場した後の戦国時代はあまり見ていて面白さを感じないので。

 恐らく、いつもの三谷一座によるヒロイックかつ軽妙なものになるのではないかと思っています。色んな映画や映像作品のパロディを取り入れたりしながら、華々しく散っていく幸村を描くのではないかと。

 

 ドライな書き方をしているようでファンの方には申し訳ないと思っていますが、それは『新撰組!』を私があまり気に入らなかった事が全ての原因です。特に敗走していく後半がかなりダレた感じがあったし、やはりどうしても主人公達を美化するきらいがあったので。そもそも、新選組自体に思い入れが無いのが大きいのですが。

 ただし、元コンビの片割れである馬論は、カラオケで同作品のメインテーマを歌うほどお気に入りの作品だったようなので、それでバランスを取った…という事にしてください。

 大河ドラマ本編は気に入らなかった私ですが、函館での土方歳三を描いた一夜限りの続編『新選組!! 土方歳三 最期の一日』は納得の出来でした。以前書いた事があるかどうかは覚えていませんが、この作品は三谷幸喜作品でもトップクラスの完成度だと思っています。

 

 色々と書いてきましたが、戦国と幕末のローテーションへの「題材が似通っていて新鮮味が無い」などといった苦言は、NHKとしても重々承知しているでしょう。かといって、『平清盛』のように新境地を開こうとすれば「馴染みのない時代をドラマ化されても…」という批判がある。「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!」と言いたいところでしょうね。

 ソースを提示できないので、あくまで確実性の無い論拠として読み飛ばして頂きたいのですが、大河ドラマを観ている年齢層は圧倒的にM3・F3(50歳以上の男女)である、という視聴率データがあります。若いキャストを使ったり、斬新な切り口を用意してみせても、結局この層に気に入ってもらえなければ視聴率は取れないわけです。両方の要素を揃えた『平清盛』が低視聴率だったのも、さもありなん。残酷なようですが、ある意味で当然の結果だったのかもしれません。

 NHKがあくまで視聴率を第一に考えるのならば、前述の世代の人に馴染みのある戦国と幕末を繰り返すのは仕方の無い事なのかもしれません。だったら、来年の大河も素直に高杉晋作にしてほしかったような気もしますが。

 

 私が今観てみたいのは、日本という国が形作られようとしていた飛鳥時代です。特に、大化改新から白村江の戦を経て壬申の乱まで。万葉集の句を取り上げながら、それに合わせて日本の四季の風景でカラフルに画面を彩っていけば、なかなかドラマティックな仕上がりになるのではないでしょうか。この時代に起きた数々の血なまぐさい争いの数々は、とてもそんな呑気な事を言っていられるような内容ではありませんが…。

 全然関係ないのですが、私が小学生の頃に読んだ歴史漫画での大海人皇子天武天皇)は、スキンヘッドで髭を蓄えた無骨な姿に描かれており、私の中ではそのイメージで固定されてしまっています。反乱者である事や、名前に付けられた「海人」「武」という感じから受ける荒々しい印象が、作者さんにそのような姿をデザインさせるに至ったのでしょうか。未だにそう描かれた理由がわからないままです。