(Revenge of the) United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

All Those (Apple) Years Ago

 他に書くべき事があるのに申し訳ない。とりあえず、これだけは書いておかねば。

 

 既にツイッターでは25日にエキサイト済みですが、どうやら、ジョージのアップル時代のボックスが出るのではないか、という噂が流れています。

 既にAll Musicにも情報が登録済み。

The Apple Years - George Harrison | Release Information, Reviews and Credits | AllMusic

 9月22日発売、CDとDVDのセットになるとの事。

 

 リリース情報の根拠としては、Instagramのthenewno2公式アカウントのエントリーにおいて、ダーニが『Dark Horse』と『Extra Texture』のリマスターについてリプライしている事。そして写真左上にダークホース・イヤーズ・ボックスとインド関連の本を挟むようにして、若き日のジョージの顔(アストリッドが『Wonderwall Music』の時に撮った写真)がプリントされた箱が置かれている事です。


Instagram

 ダークホース・イヤーズ・ボックスが出た時にレコスケくんが言っていた「次のボックスが出る時、2枚組の『All Things Must Pass』をどうやって収納すればいいのかが悩み所だ(大意)」という点を、本気で心配しつつも予想しなければいけない時が来てしまったようです。

 

 まだ話題にしている人も殆どおらず、そもそも本当に出るのかどうかすらわからない状態なので詳しく触れる事も出来ませんが、現状で私が抱いた疑問を羅列しておきます。

 

  • 1998年の『不思議の壁』映画公開時、The Remo Four名義でシングル発売された「In the First Place」は収録されるのか

 2000年のビートルズ熱再発の際、よくCDショップでこのCDシングルを見かけましたが、入手し忘れてしまって現在に至っています。『Wonderwall Music』へのボーナストラック収録を望みます。

 このサントラ制作ではいくつかのお蔵入りや、映画では流れたものの未収録な曲もあるようなので、その辺もしっかりカバーしてほしい。「The Inner Light」の元バージョンとかが入ったらビートルマニアも黙っていられないでしょう。

 

  • 『All Things Must Pass』ニュー・センチュリー・エディションに加えられたボーナストラックはどうなるのか

 個人的にはオミットされるのではないかと思っています(特に「My Sweet Lord (2000)」)。あくまで ニュー・センチュリー・エディションの商品価値を維持するためです。

 しかしこの時期のデモは既に『Early Takes Vol.1』で世に出ているので、何をボーナスに選ぶのかはとても興味深いです。

 

  • 『Concert for Bangla Desh』2005年リマスターの際に加えられた「Love Minus Zero/No Limit」はどうなるのか

 そのまま収録されて、更にもう1曲くらいボーナスが加わるといった感じでしょうか。

 

  • そもそも『Concert for Bangla Desh』はボックスに入るのか

 現在はアップルから出ているアルバム、更に「George Harrison and Friends」名義になっているので入るとは思いますが、外される可能性もゼロではないと思っています。

 

  • いい加減「Bangra Desh」スタジオ・バージョンは収録されるのか

 前述のボーナストラックの話題と 重なりますが、もう収録に障壁はなくなったと思います。

 恐らく、究極の駄選曲ベスト『The Best of George Harrison』の唯一の存在意義がこのバージョンの収録だった事は異論が無いと思いますが、現在はオールタイムベスト『Let it Roll』が出ています。よって『The Best of~』への義理立ては一切不要。ちゃんとリマスターして収録すべき。

 

  • 『Living in the Material World』2006年リマスターの「Deep Blue」「Miss O'dell」はどうなるのか

 これも微妙…恐らく収録はされると思いますが、「Miss O'dell」のジョージの笑い無しのバージョンだけが入る可能性もあると思います。 

 

  • 「I Don't Care Anymore」 は収録されるのか

 明らかなB面用の捨て曲ですが(ただし私は好きです)、当然しっかり収録されてしかるべき。 

 

  • 北米ツアー音源の発掘はあるのか

 いつかしっかりとしたライブ・アルバムの発表のために今回は温存、というケースならば収録見送りでも大目に見ます(何様だ)。

 

  • もしダークホース・イヤーズ・ボックスのように全アルバムにボーナストラックが収録された場合、『Extra Texture』の秘蔵音源はどの曲になるのか

 この時期のアルバム未収録曲が存在しないので、果たして何を入れてくるのでしょうか。「This Guitar」の幻の録り直しバージョンが聴けたりしたら狂喜しますが。

 

  • DVDの時間を埋められるほど映像マテリアルがあるのか

 ひとまず、「Dark Horse」と「Ding Dong, Ding Dong」のPVは収録確実だと思いますが、それだけでDVDの収録時間は埋まりません。かといって、『Living in the Material World』2006リマスターの時のような“日本公演ちょっと出し”みたいなセコい真似も避けてほしい。

 …もう私が何を言いたいのかわかりますね?今こそ、北米ツアーの映像を公開すべきなのです。単独リリースに問題があるのでしょうが、このような付録DVDという形でならば完全な形でなくとも問題は無いはず。ダークホース・イヤーズ・ボックスのDVDのように、日本公演数曲公開のような形でも私は文句を言いません。オリビアさん、ダーニ君!これが最初で最後のチャンスですぞ!

 

 このように疑問というよりも希望的観測を述べてまいりましたが、前回のボックスに豪華本『Songs by George Harrison』の付録CDの音源が1曲しか収録されていなかった時点で、過度の期待は禁物だという事は既に十分理解しているつもりです。期待は失望の母、と大滝詠一師匠も仰っておられました。

 しかし、リリース自体が小躍りせんばかりに嬉しい事実だという事を再認識し、リリース準備を進めているであろうハリスン・ファミリーに感謝しなくてはなりません。

 私などが気をもまなくとも、徐々に情報は公開されていくでしょう。今はただただじっと発売を待とうと思います。