(Revenge of the)United Minds

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And Your Bird Can't Sing

 夏は終わりに近付き、風は少しずつ秋の匂いへ…そう感じる人が多いようですが、私は今日も蒸し暑くてたまりませんでした。

 

 混雑する店内で慌しい昼食を済ませた後、メールの返信がいくつか溜まっていたので、駅前の広場に腰を下ろすことに。

 スマートフォンの画面に没頭していると、足元を灰色の何かが激しく行き交っています。何事かと思えば、鳩の大群でした。どうやら、昼食をとりにきた初老男性が餌付けをしている模様。手にしているY社のパンを、自分が口に運ぶのと同じような頻度で鳩に放っています。

 最初はその様子を横目でちらちらと伺うだけの私でしたが、食物を奪い合ってヒートアップする鳩の勢いに静観しているわけにもいかなくなってきました。次々と飛来する彼らが嘴で突き合ったパンが移動するたびに羽が舞い、風と埃が巻き起こります。

 勘弁してくれないかなぁ…必死に足を鳩から避けながら、抗議の視線を男性に向けたのですが、後からやって来た老年男性が鳩達を愛おしそうに見つめ、相好を崩したところで「ここに自分のような人間がいるのが無粋なだけなのだろう」と思い直し、さっさと引き上げる事に。あからさまに不機嫌そうな顔をしてしまったと思いますが、さすがにそこまで取り繕うつもりはありませんでした。

 

 そもそも私は、こういった場での鳥の餌付けには一貫して反対の立場を取っています。

 このような思考に至ったのは、私の幼少時に住宅密集地でレース鳩を飼っていた近所の住人、及び最近では川沿いに飛来する鴎に大量の餌をばら撒いている人間が大きな原因です。彼らのせいで、私は糞の害に悩まされてきました。私の主張に問題があるのならば、私ではなくこういった人々に抗議願いたいものです。

 

 加えて、元々私は鳥があまり得意ではありません。

 以前に比べればかなり改善されましたが、特に鶏が苦手であり、恐らくは幼少期に親戚宅で飼われていたチャボにしつこく追い回されたことがトラウマとして残っているものと思われます。

 羽を広げると、普段の何倍の大きさにもなるそのフォルムにも畏怖のようなものを感じてしまいます。ヒッチコックの『鳥(The Birds)』は小学生の頃に観ましたが、自分の鳥への恐怖を再確認せざるを得ない映画でした。

 

 鳥の話でも、以前書いた「地元に鷲が生息している」みたいなロマンある話なら大歓迎なんですが。

夏の移ろい 〔by ラウド〕 - United Minds (Strikes Back)