多分真夏には向かない
こないだ、船橋で衝動的に買ってしまいました。
- 作者: 千葉県高等学校教育研究会歴史部会
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
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“千葉県高等学校教育研究会歴史部会”という、お堅い名前の人達が出している本ようです。今の自分の生活にはほぼ無縁の響き。
はっきり言って、千葉県の史跡を巡るのは東京23区のものを散策するより遥かに難しいのです。理由は単純で、距離が離れており、電車移動やバス移動などが非常に困難だから。「散歩のつもりで…」などという軽い気持ちでは行えない、非常にハードルの高いものなのです。
勿論、これが生活の拠点から遠く離れた他の都道府県になれば、更に難易度が増すのは記すまでもありません。
だけど、何となくこれにやられてしまいました。
わかりにくいと思いますが、ビニール製のギザギザのカバー。
これが、小学校の頃に憧れた豪華なハンドブックタイプの図鑑を思い起こさせ、強烈なノスタルジーとあの頃抱いた羨望を蘇らせてしまったのです。
何だかビニールカバーのために買った、みたいな書き方ですが、ちょうど世間的には夏休みに突入したばかり。学生時代の思い出に由来する夏への高揚感も、私の財布の紐を緩くする一因になってしまいました。小学生時代を想起したのだから、これも当然の成り行きですね。別に私は夏休みでも何でもありませんが。
とはいえ、これだけキレイな造りなのに値段はお手頃価格。それも購入に踏み切る一押しになりました。
ちらっと読んでみましたが、我が故郷も少し載っていたので一安心。とはいえ、旧ブログで私が紹介した場所は一つしか紹介されていませんでしたが。
戦国や幕末といったドラマティックな時代に、日本史の教科書で大々的に取り上げられるような人物を輩出したわけではなく、これといった事件も起きていない我が県の歴史。歴史好きの小学生だった時代はそれが大いに不満でしたが、だからこそ見えてくる地域性があるのではないか、と思う今日この頃です。
この本を片手に、千葉県各地を踏破する…そんな日がいつ来るのかは、私にもわかりませんが。