(Revenge of the) United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

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 9月の音声ファイル収録以来、久々にジェフユナイテッド千葉の試合を観戦してきました。

 J1昇格プレーオフ出場を確定させるための重要な一戦、4位の千葉に対する相手は5位長崎。今シーズンの昇格レース終盤の大一番でしたが、結果は0-2の敗戦。

 

 詳しい内容は多くのジェフサポさんのブログで書かれているでしょうから、ここでは省きます。

 個人的にはプレーオフ圏内での争いという意味でもそうだけど、それよりも長崎に連敗したことが悔しい。

 キックオフからエンドを変えて来た(高木監督の常套手段)長崎に対しジェフサポーターは大ブーイングを浴びせ、その勢いに乗ったかのように序盤は攻め込んだジェフでしたが、隙を突かれ失点。

 その後もきっちり守り、追加点を挙げ、全てがプラン通りに進んだであろう長崎の思い通りにやられてしまった。そんな腹立たしさの残る試合でした。

 

 序盤の流れが良かっただけに、私は最後まで期待を持っていたのですが…ここまで何度も見たいつもの敗戦の様子を見せられる結果に。

 今年は一度しか勝利した試合を観ていません。引き分けも一回だけ。敗戦はどれも判で押したように同じような内容ばかりで、とにかくノーゴールの試合が多い。重い気持ちでスタジアムを後にした記憶しか残っていないので、ジンクス的なものかと観戦の自粛まで少し考えてしまいました。

 せっかくの週末なんだから楽しい思いをしたいものですが、なかなか人生というものはうまくいかないものですね。お金を払って時間を割いて、その上で不快な思いをしてすごすご帰っていくわけですから、普通に考えたらおよそ健康的な生活とはいえないでしょう。

 

 今日は、諸事情により前売りチケットの入手に失敗。軽く舌打ちをしつつ当日券売り場に並んだのですが、黄色いホームキットが目に留まったのでしょうか。行列の中にいた私に少年が声をかけてきました。

「これ余ったんですけど、いりますか?」

 彼が差し出したチケットを見ると、SA自由の招待券。ホームタウン市民に配られているものでしょうか。

 勿論、渡りに船だったのですぐ受け取りたくなりましたが、彼とは随分と年齢が離れているわけですから、そういうわけにもいきません(精神年齢としては大して変わらない可能性もありますが…)。

「えっと…いいの?」

「はい、もらってください」

「でも、ただってわけにはいかないでしょ。いくら払えばいい?」

「あの…100円でいいです」

 彼としては、お金の事を言われる事自体が意外なようでした。

 ここで小学生からタダでもらうわけにもなぁ…と思うのは当然だと思います。私も一応大人ですからね。

「じゃあ、これで」

「…えっ、いいんですか?」

「勿論。声かけてくれてありがとうね」

「あ、ありがとうございます!」

 私がお金を渡すと、彼は仲間の下へと走り去っていきました。

 金額は想像にお任せしますが、生まれて初めて“小遣いを渡すオッサン”の気分を味わいました。といっても、こっちは対価を払っただけのつもりだけど。

 飛び上がらんばかりに喜んでいる彼らの様子が微笑ましく、何となく私も良い気分でした。

 その後の試合内容、及び結果は前述の通りですが…。

 

 試合後、フクアリの空には虹が架かりました。

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(写真がわかりにくいですが)

 勝てば希望の象徴になっていたのでしょうが、あの試合を観た後では何とも複雑な気分になってしまいますね。

 

 ともかく、自分は最後まで見守るだけです。