(Revenge of the) United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

Kerolog has gone

 先日、友人と会った際に色々と過去の話題が出ました。その最中に自分の話を補強しようと過去に公開したポッドキャストを聞かせようと思ったのですが、ポッドキャスト用ブログ(“United Minds the Podcasting”)がいくらクリックしても繋がりません。
 我が端末のGoogle Chromeの調子が悪いのでそのせいかと思ったのですが、ブラウザを変えても結果は同じ。不審に思って検索してみたところ、あまり芳しくない結果が次々に表示されました。

ケロログ - Google 検索

 出てくるのは「終了」「消滅」といったネガティヴな文言ばかり。しかも問題なのは、公式に準じるサイトが全くヒットしない事。ヒットした個人ブログやこの件に触れたツイートによれば、何のアナウンスもなく唐突に繋がらなくなったらしい。

 Wikipediaのページによれば、未だに「現在運営中」のようですが…(2017年9月30日時点)。

ケロログ - Wikipedia

 ページ内にある公式サイト2つも、当たり前のようにページが消えている始末。

 情報を求めて某巨大掲示板なども見てみましたが、ドメイン切れもしている模様。復活の可能性も残されてはいるのでしょうが、今までの事を考えればその望みも非常に薄いものだとか。

 

 私は既にブログサービスの終了は経験していて、それはスピサン名義で更新していた旧“United Minds”(当初は“spiritual UNITED”のタイトル)のぷららBroachがそれにあたります。だがこちらは半年以上前から終了を告知していたようであり、終了後も数ヶ月の猶予をユーザーに与え、データ引継先も斡旋するなど、手厚いサポートをしてくれました。

micalaud.hatenablog.com 私はこちらのはてなブログに“(Revenge of the) United Minds”を新設してからは旧ブログにログインしておらず、あの時もサービス終了後に自分のブログの消滅に気付いたのですが、以上のような猶予期間のお陰で無事にデータを引き継ぐ事が出来ました。

micalaud.hatenablog.com

 大手企業のNTTぷららだからこその処置だったのでしょうが、ここまでしなくとも事前の告知、データ引継の猶予くらいは最低限すべきだと思うんですよね。まして、何のアナウンスもないというのは、かなり問題があるのではないかと。
 私の記憶が正しければ、ケロログは有料のプレミアム会員を募っていたはず。そういったお金を実際に払った人にはどのような補償が行われるのでしょうか? 自分は気楽に無料で限られた容量の中で利用していただけですが、企業として少々問題があるように思います。

 

 もっとも、私自身ポッドキャスト企画が終わってからは全くログインしておりませんでした。それどころか、訪れてすらいなかったと思います。最後に更新したのは、収録時間が大幅にオーバーした第1回目の完全版をアップした時だったはず。それが2014年の秋だったので、3年程度はログインしていなかった事になります。
 最後の回をアップした時点で、ケロログ無料会員の私のブログ容量はほぼ限界に近付いていました。あと1回分アップ出来たかどうか程度の残り容量しかなかったので、今後更新を再開するにしても過去のデータを消していかなければ運用は不可能でした。
 先輩のCloud9氏と音楽について語り合うポッドキャストを企画したりもしましたが、結局はこれも流れたままになっています。

 

 上では色々とケロログの問題点について苦言を呈しましたが、このブログサービス自体に悪い思い出はありません。少なくとも、更新がままならなくなった旧ブログの状況の打開をポッドキャストに求めた時は、私も希望に満ちていました。
 すぐに現実を知り、数回をこなしてからはモチベーションが低下、以後は編集作業の大変さとネタ探しの苦痛さに根負けし、終了を決意したわけですが、番組制作を理由に様々な土地を訪れる事自体はとても楽しいものでした。
 唯一後悔があるとすれば、埼玉県まで歩くという無謀な企画を敢行した事くらいです(ちょっとしたトラウマになるくらいで、未だにあの時の光景が脳内にフラッシュバックする程)。

 

 一応、全ての回の音声ファイルは手元に残っていますし、ケロログの方にコメントを頂いたりする事もなかったので特に心残りはありません。

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 旧United Mindsのように他のサービスを探して再び音声ファイルを置く事もやろうと思えば出来るのですが、いい機会なのでこれでポッドキャストは終わりにしたいと思っています。今後、このブログで引用するような機会もなく、私自身も聴き返す事もないだろうと思うので。
 ポッドキャスト“Speak Like a Child”に協力してくださった方々には、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 まだ先になるとは思いますが、このブログからのリンクも外すか、もしくはデッドリンクである事を明記していく予定です。

 

 しかし怖いのは、このように突然何の予告もなくブログサービスが終了するという現実。まさか現在利用中のはてなブログGooブログがこのような末路を辿るとは思えませんが、ブログサービスもどんどん減っている現在、ポッドキャスト用ブログは更に数を減らしているはず。
 感じるのは、寂しさというより不安。「やりたい事」に対し「やれる事」の選択肢が少なくなるのは、あまり歓迎すべき事態とは思えません。