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Dang Ling

 大河ドラマのみならず、さまざまな歴史作品のロケ地として使用されている匝瑳市飯高寺。名前だけは幼少時から繰り返し聞かされていて身近に感じていたが、タイミングが合わずなかなか訪れる機会はなかった。
 だが先日、現在放映中の『麒麟がくる』にてフィーチャーされている事もあり、ようやく訪れる事が出来た。

 

 以下、続きから。

 

 

 それなりの広さがある駐車場が、ここが観光地として機能している事を示している。

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 ちゃんと観光案内所も設置してあり、土産物や御朱印も販売している。この近辺の閑散ぶりを知っているだけに、これには驚いた。よく散歩で訪れる実家近辺の寺社仏閣程度のものをイメージしていたのだが、まるで規模が違う。

 

 観光案内所には解説員の方が常駐しており、懇切丁寧に飯高寺の事を教えてくれる。

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 この時は『麒麟がくる』のロケの話が中心となった。放送直前にトラブルにて降板した濃姫の前任者が写っているが、いかにこの交代劇が突然かつ混乱をもたらしたかがよくわかろうというもの。このロケ写真は他に訪れた観光客にもSNSへの掲載許可を求められたという。

 

 駐車場からこの山門までの道程は、それなりの距離と傾斜がある。しかも、石段もかなりの角度だ。少しバランスを崩したら、奈落まで真っ逆さま…という恐怖を背中に感じながら、一歩一歩登る。

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 この山門自体も、勿論ドラマ内で使用されていた。

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 丸い釘隠(金物)が目を引くが、これだけの大きさのものは全国でも珍しい、との解説員さんの談。彼はこの金物を「おっぱい」とストレートかつわかりやすい言葉を使って表現していたが、調べてみると正式名称は「乳金物(ちかなもの)」との事。何も間違った事は言っていないのであった。

 

 飯高壇林は、関東では初の日蓮宗の壇林であり、最高かつ最大の学問の場であった。

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 元々、この周辺地域は真言宗を信仰していたという話もある。

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 明治維新後の学制発布により294年間の長い歴史に幕を閉じ、その名跡は現在の立正大学に受け継がれた。

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 この石碑は、立正大学の発祥がこの地にあった事を示している。

 

 ドラマロケで多用されている、講堂前のスペース。

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 『麒麟がくる』では、明智光秀斎藤義龍(高政)が馬を飛ばして話し合い、鉄砲を試し撃ちする場面で使われた。

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 『西郷どん』でもこの場所が登場していたのは記憶に新しい。

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 今回は一昨年行った同作の関連スポット訪問をも更に補完してしまった事となる(この御寺自体は西郷隆盛本人や明治維新史とは直接関係はないが)。

 

 写真では伝わりにくいが、講堂の大きさに圧倒される。

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 堂内に上がって写真を撮っている方もSNSでお見かけしたが、私にはそんな勇気もなく、賽銭だけ投げ入れて引き返した。

 

 ここも勿論『麒麟がくる』のロケ地。
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濃姫尾張行きを容認した光秀が、義竜の一派に囲まれる場面で使用されていた。

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 少し高めのアングルから撮影したとの事なので、ドラマ内との視点とは必ずしも一致しない。

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 すぐ横には、昨年の台風被害の傷跡が未だ残っている。

 

 これだけ背が高く太い樹木が生い茂るスポットならば、時代劇で重宝されるのも当然か。

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 この道もかなりの長さに感じるが、歩いてみるとさほどではない。やはり木々は風景に奥行きを与えてくれる。

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 かなりあっさり短めの訪問となったが、このまま帰る事にした。

 

 石段は上から見てもかなりの角度だ。

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 駐車場に戻ると、東京都東部からのツーリングとおぼしきバイカーの一団が御朱印を解説員の方に求めていた。かなりの人数であったが、この自粛ムードの中でも外をバイクで巡る分にはあまり問題はなさそうだ。鬱憤晴らしにはちょうどいいかもしれない。

 

 『麒麟がくる』というドラマ自体への評価はまだ様子を見ている状態だが(現状では視るのがストレスに感じる場面も多々ある)、この飯高寺をロケ地に使ってくれた事には感謝している。こういったきっかけがなければ、私がここを訪れるのは更に先送りされていたであろう。これも何かの縁であり、このタイミングで行く事が出来て良かったと思う。