(Revenge of the)United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

KK197

 世界を席巻するウィルス禍。我が日本でも一時は減ったかに見えた感染者数ですが、緊急事態宣言解除から連日増加の一途を辿り、全く先が見えない状況になってしまいました。
 誰しもが感染の可能性が少なからずあり、未来の見通しも立たない不安な日々。「もう少し我慢しよう」と大人に言い含められているであろう子供達は、終わる気配のない「もう少し」の我慢をどのように思っているのでしょうか。私はといえば、前身ブログ『United Minds』時代から毎年書いていた「単なる七月日記」が、昨今の事情から14年の歴史の中で初めて更新が途切れる事となりました。

 

 甚大な被害を残した梅雨前線は未だ日本列島に居座り、外に出ても世相を表したかのような沈鬱な空が広がっています。せめて晴れてくれないとこちらの心も曇ったままなのですが、全てが上手くいかないように思えてしまう今日この頃。

 雨で何が困るかと言えば、自転車での移動。今年の4月からレンタルサイクルの使用を始めましたが、特に見た目や体重の変化はないものの、体の内部に著しい好影響を及ぼしていたようです。自分でも驚愕するほどでした。
 夏なので今まで以上に利用頻度を高めようと思ったのに、グズグズグズグズ重い曇り空が続いており、毎日雨雲レーダーを凝視しながら過ごす羽目になっています。本当にいい加減にして欲しい。

 

 ここ数ヵ月、そんな自転車移動の最中に通りかかった史跡があります。それが、勝海舟の生家跡。
 赤坂・氷川の旧居を何度か訪れた時から、いつかブログで取り上げてみようと思っていたのですが、今回それが果たされる事となりました。わざわざ探して辿り着いたわけではなく、急な坂道を避けるルートを探している最中に見つけただけです。

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 折しも、現在「勝海舟生誕の地 記念碑」が置かれた両国公園は自宅待機のストレスを持て余したとおぼしき子供達がやけっぱちなほど動き回っており、思いを馳せる余裕もなく写真だけ撮影しました。

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「あー、先輩お久しぶりです! お元気でしたか?」
「あ…お、お久しぶり…です」
「今日は一人で来たんですか? いつまでこっちにいるんですか?」
「うん、〇〇(人名)を迎えに来たから…もうちょっとはいるつもりだけど」
 屈託なく話しかける後輩女子に、照れて上手く言葉が出せない男子…といった青春の光景がスマートフォンを構える私の背後で繰り広げられており、早くこの場を後にせねば、という思いを強くさせました。
 後に江戸を戦火から救う勝麟太郎少年は、この本所亀沢町の男谷家で7歳まで過ごしたようです。

 

 さて、記念碑が所在する公園名を検索していたところ、地図上の程近い場所にもう一つ勝海舟の史跡がある事に気付いたので、日を改めて向かう事に。

 

 現地に辿り着いてもそれらしき碑の類いが見当たらないので、道案内だけでなく詳細説明もGoogleマップに頼んだところ、神社の境内にあるらしい。

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 確かにこれは、情報がないと素通りしてしまう。写真を多くアップしてくださった方々のお陰で発見出来ました。

 貧しい幼少期を送った海舟。剣客と名高い島田虎之助に師事し剣の道に打ち込んだのは、ここに住んでいた頃なのでしょうか。

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 やがてここからも転居し、蘭学塾を開いても困窮の続いていた海舟の人生は、ペリー来航の動乱によっていよいよ動き始めます。安政の改革で見出だされた後の活躍ぶりは、多くの人が知る通り。

 本殿には、現在の状況を物語るこんな貼り紙が。

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 現在、神職がマスクを着けている事にクレームを入れるような人がいるとは思いたくないですが、緊急事態宣言発令前に製作されたものでしょうか。
 「ご自由にお持ち帰りください」と賽銭箱近くに置いてあったので、その言葉に従ってみる。

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 発言の主は、昨年の大河ドラマ『いだてん』でも重要な役割を担った嘉納治五郎。予定通り東京五輪が開催される事を見越して、この7月分に彼の言葉を選んだのでしょう。今となっては非常に物悲しく感じられます。2度に渡り中止の憂き目に遭った東京五輪を、嘉納はどう思うのでしょうか。
 余談ですが、過去の分を見てみたところ4月は勝海舟犬猿の仲だったと伝えられる福沢諭吉の言葉でした。別にこの神社が製作しているものではありませんが。

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神社の外観を撮影していたところ、背後では力士が車を出迎えたり、荷物を下ろしたりしていました。後ほど気になって調べたところ、相撲部屋がそこにあったようです。

asakayamabeya.net

  あの魁皇(現・浅香山)が新設したという浅香山部屋。相撲に関しては人並み程度の知識しか知らない私でも取り組みを観た事があるビッグネームが親方を務める部屋だったとは驚きました。

 

 墨田区は、勝海舟を観光の顔にしたい模様。

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  港区に負けず頑張って頂きたい。