(Revenge of the) United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

25+15

 世界を取り巻く厳しい状況が全く収まらぬまま、2021年も後半戦へと突入。この危機に「打ち勝った証」として五輪は強行開催されるようだが、現時点でそう感じさせるポジティブな兆候はないようだ。

 

 まさかこんな時代が訪れているとは想像も出来なかったが、兎にも角にも今年の7月でSpiSun(spiritual sounds)結成から25周年、最初のブログ(旧United Minds)開設から15周年を迎える。

micalaud.hatenablog.com

 つまり、この記事から5年経ったという事も意味しているという事だ。時間の流れの速さは最早ホラー。

 これといって特に振り返るような事もないのだが、節目のタイミングでしか書けない記事なので無駄にはしたくない。5年前はSpiSunに関して語ったので、今回はブログを回顧したい。

 

 このブログの前身「United Minds」は2006年7月にスタートしたわけだが、音楽ユニットの活動告知や報告をメインとして制作したはずなのに、当初は殆どの話題をジェフユナイテッド市原・千葉で占めていた。

 音楽に関して告知できるような事がなかったのが大きな原因だが、ブログ開設と同時に国内サッカーブログの更新通知アンテナ「J.B. Antenna」に登録した事がその主な理由だ(後からもう一つのアンテナ「さっかりん」に登録されている事にも気付いた)。

f:id:micalaud:20210704151943j:plain

 ブログ全盛の当時、そういった場に登録をお願いしたからには話題もジェフに寄せなければなるまい、と考え、試合ごとに感想をリポートしていた。はっきり言って、現地観戦以外は試合を殆ど追えていなかったのだが。それでも今よりはずっとフクアリに足を運ぶ回数が多く、でっち上げでない記事を書いていたのも事実。自由時間が殆ど許されない程の忙しさだったはずなのに、凄い執念であった。

 加えて、ブログ開設前まで私が頻繁に顔を出し、ジェフのスレッドの管理人を務めていたサイトの存在も無視出来ない。時間に余裕がなくなるにつれてそこに顔を出せなくなり、代わりにとブログでジェフに関する発信を代用しようと考えたわけだ。ブログ開設から2年間程度はサイト住民の方々も何人かご来訪頂いたので、それなりに意味はあった。

 今では誰一人として消息が掴めなくなってしまいましたが、皆様お元気でしょうか? よく日本史を語り合ったあの方とか、ラ・リーガ観戦のために渡西したジェフ仲間の方とか、巻ファンでフクアリでの観戦&秋葉原観光までご一緒した熊本の方とか、再びお話ししたいものである。ネットをきっかけに同好の友人(と私は勝手に思っている)と出逢えたあの時代、思えば幸せだった。今後、そのような事が再び起きるとは思えないだけに。

 

 当時の文章を読んでみると、「無理をしていたな」と感じる。前述サイトのノリでレポートを行っていたつもりだが、今同じものを書けと言われても「それは不可能だ」と言下に拒否せざるを得ない。必死で“ドメサカ界隈”についていこうと精一杯努力していたのだろう、そういう資質がないのはわかりきっていたはずなのに。それでも、トライした事自体には意義はあったのだと思いたい。

 旧「United Minds」の運営については、もうちょっと何とかならないものか、何とかなったんじゃないか…と意識と結果にギャップを抱えていた。それはブログ開設当初もそうだし、苦肉の策のポッドキャスト「Speak Like a Child」制作の時も感じた。綺羅星の如き才能が集まったインターネット上、人々の話題の俎上に載せてもらうという事がいかに大変な事かを痛感したのである。

 かと思えば、若い知人達はそういった私の些末な想いを飛び越え、YouTubeなりツイキャスなりで当たり前のように多くのリスナーを集めている。およそ自分には想像も尽かない世界だ。

 それでも旧ブログ「United Minds」は、少なくとも今よりはヒット数があった。更に言えば、ブログサービス「Broach」のサービス停止に伴う移転先「United Minds (Strikes Back)」の方がこの「(Revenge of the) United Minds」より安定したヒット数を記録中である。今後更新される予定がないのに、何ともおかしな話だ。現在のこのブログが、あまりにも度を越した過疎地帯という事なのだろう。ブログ移転の情報も、上手く伝わらなかったのかという気もする。旧ブログの常連だった方々も、こちらには辿り着けていないようなので。

 

 思えば、旧「United Minds」が丸7年間、現「(Revenge of the) United Minds」がこの7月で丸8年間を迎えた事で、既にこのブログの稼働時間の方が長くなってしまった。重ね重ね時間の経過というものは恐ろしい。

f:id:micalaud:20210704151901j:plain

 もはやブログでなく、まとまった文章を掲載するのはnoteが最適だとされている時代なのは十分理解しているが、やはり好きに記事を書ける方を選んでしまう私。今日もこのように独り言を書き連ねている有様とはいえ、決してこのような日々も無為ではなかった。稀に、特大のご褒美に与れる瞬間もあるのだから。もはやブログで名を成そうなどとは考えていないが、今後もそういった嬉しいサプライズが起きる事を信じつつ、自分のペースで更新を続けていこうと思う。