(Revenge of the)United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

Time Can Tell

 我がジェフユナイテッド千葉は,昨年と同様に5位でシーズンを終え、J1昇格プレーオフへの出場を決めました。

 最終戦は最下位の鳥取に2点を先行され、アディショナルタイムで何とか追い付いての引き分け。仮にここで敗戦を喫していれば、プレーオフ出場すら潰える局面。

 ジェフサポーターからは不満の声も多く出ているようですし、他クラブのサポーターの一部からは「昇格候補としては不相応」との声も聞かれます。

 私自身、最終戦の結果には正直なところ驚いたのは確かです。勝利すれば4位、フクアリでプレーオフ初戦を戦う事が出来ていただけに、このリザルトはとても満足できるようなものではありません。たとえ劇的な同点劇を演じていたとしても、です。

 

 ですが忘れてはいけないのは、フットボールの勝敗に“絶対”はないという事です。特にこのJ2という厳しいリーグで、我々ジェフが確実に勝てる相手など存在しません。我がクラブにそれほどの圧倒的な強さもありません。これは降格してから痛感してきたはず。

 何故4年間もJ2を彷徨ってきたのか。J2を知らない他所様が野次馬根性で言うのならばわかりますが、当事者であるジェフサポはその理由を知っているはず。

 この試合もJ3との入れ替え戦が決定し、背水の陣でジェフを研究してきた鳥取に楽に勝てるはずなどありません。勿論、それを捻じ伏せる力があればそれに越したことはありませんが、残念ながら現実はそれほど甘くない。

 

 個人的な話ですが、J2に落ちてからは「慢心はいけない」と自分に言い聞かせ、他クラブをリスペクトして試合を観ているつもりでした。

 しかし、やはり心のどこかにそういった気持ちがあったのだと思います。J2では圧倒的な予算を誇っているのだから、常に勝利し、差を見せ付けて昇格するのが義務。

 こういう考えは今でもありますが、それが「この相手には勝って当然」「ここで勝利できないようならば昇格候補失格」というような驕った見方をさせていたのかもしれません。

 繰り返しますが、ジェフが確実に勝てる相手など存在しません。それを忘れてはいけません。もういい加減、横綱や大関の気分でサッカーをしたり、観ていてはいけないのです。

 

 かつての栄光の日々から、こんな現状になってしまった原因はいくつもあると思いますが、その一つに指導陣がコロコロと変わる事があると思います。

 オシム親子が去ってからのジェフは、クラブを一晩で魔法のように変え、勝利に導いてくれる監督を探し求めているような気がします。サポーターだけでなく、クラブのフロントも。

 言葉では否定してみても、あの偉大なイヴィツァ・オシムの幻影は色濃くこのクラブに残っているのではないでしょうか。

 この文は、今更ジェフの現状を分析したくて書いたのではありません。毎年更新される監督のサッカーでぶっつけ本番で臨むのではなく、きっちり熟成されたサッカーをそろそろ観たいという事です。

 鈴木淳監督の采配には賛否両論あるようですが、そういう意味でも私は来年も彼が継続して指揮を執ってくれることを望んでいます。このままでは何の積み上げもないまま、年月だけを浪費してしまう。

 ですが、鈴木政権継続のためには、昇格が最低条件である事は間違いないでしょう。昨年の木山監督同様、J1昇格が来季契約の条件となっている事は容易に予想できます。

 

 そのためにも、あと2連勝しなければならない。米倉復帰後に徐々に調子を上げ、(最終的な結果はさておき)連勝を経て最高の雰囲気でプレーオフに臨んだ昨年と比べると、11月未勝利のまま決戦に臨む今年のチームは、確かに多くの不安を抱えています。

 ですが、苦悩しながらも課題を克服していくのが今年のジェフだと思っています。横綱気分は捨て、チャレンジャーの気持ちでぶつかってほしい。無理に自分たちのサッカーだけに固執せずに、相手に合わせる事も時には必要なのではないでしょうか。

 

 昨年の雨の国立の借りを返してくれる。そう信じて我がクラブを見守るつもりです。