(Revenge of the) United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

単なる七月日記

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 昨年同様に古い友人2人と参加。短い時間だったが、最後まで堪能した。今年は様々な出来事があったので既に記憶が薄れ始めているのだが、前回ほど慌てて過ごしたわけではなく、余裕を持って行動できた。賑わいぶりはここ数年とあまり変化はない。良くも悪くも安定してきた。

 

 帰り際、とある屋台に何となく目が留まったので、寄ってみた。友人は「売り子のお姉さんに惹かれたのだろう」と言っていたが、特にそういうつもりはない。

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 80年代的ファンシーイラストが描かれた紙袋が、ノスタルジーを呼び起こす。

 

 中身は鈴カステラならぬ、熊カステラであった。

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 今回記事を書くにあたって検索してみたら、ちゃんとしたサイトを持っている会社であった。

kumasan-kasutera.com

 移動販売の会社らしく、各種イベントや祭礼に出店しているようだ。

 こんなニュースもヒットした。

秋葉原にくまカステラ店「ベアーズハウス」-「渡辺くん」がお出迎え(アキバ経済新聞)

 10年前の3月、秋葉原にも出店していたようだ。現在でも私にとって非常に縁の深い街、秋葉原。そんな地に店を構えていたのだから、間違いなく何度か前を通っているとは思うのだが…残念ながら、全く記憶にない。入れ替わりの激しい街ゆえ、仕方のない事ではあるのだが。

 リンク記事中の住所を調べたところ、現在(2019年12月)はケバブ店になっている。

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 この店はかなり印象に残っているので、果たして熊カステラはどの程度の期間営業していたのだろうか。関係ないが、ケバブ店も秋葉原ではかなり激戦だ。自分が知っている限りでは4店あるが、それくらいニーズがあるのだろうか。

 閑話休題。前述記事はこのような文章で〆られている。

秋葉原出店について同店スタッフは「もともと店長が秋葉原好きなこともあり、出店を決めた。これまで、お子さんや家族連れに営業してきたため、今回の出店は不安もあるが、頑張りたいと思う」と意欲を見せる。

   残念ながら不安が的中してしまったという事なのだろうか。それでも、公式サイトを見る限り営業している店舗は数店あり、移動販売も行っているようなので健在ぶりにホッとした。

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 何とも奇妙な縁を感じた出逢いのある祭りだった。来年も再会出来る事を願う。

Scrambled Eggs and Today

 今月始め、バタバタと忙しない中ではありましたが、前々から気になっていた映画『イエスタデイ』を観ました。


 両親にこの映画の事を聞かされるまで何も知らず、鑑賞前にYouTubeにてティザー映像を観たのですが、その直後に「おすすめ」に表示された別の動画がこれ。


イエスタデイ(予告編)

 最初に見た映像と、登場人物も舞台設定も全く違う?


映画『イエスタデイ』予告

 これが最初に見た予告動画。

 少々混乱しましたが、どうやら2016年に同タイトルで同じくThe Beatlesをテーマにした映画が公開されていたようです。

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yesterday-movie.com

 私が今回観たのは、2019年秋現在公開中の英国映画、ダニー・ボイル監督作品の方の『イエスタデイ』です。何故同じ曲名をタイトルにしたのか…。

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yesterdaymovie.jp

 

 当然ネタバレなしでは感想を書けないので、その点ご了承願います。

 

 

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P.Wilsonic Dream ~Road to "The Good-Bye"~ Vol.2

 川原伸司トークイベント・レポートの続編。

 前半はこちら。

micalaud.hatenablog.com

 

 

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Around the Dohkan

 真夏に行った場所は半袖で過ごせるうちに記事に…と、無理矢理まとめてみる。

 今夏、ちょっとした巡り合わせから史跡を訪ね、興味を持った太田道灌。彼がその武勇を知らしめた江古田・沼袋原の戦いは戦跡が訪れやすい場所にある事や、英雄には付き物の伝説がいくつかある事を知り、可能な範囲で足を運んでみる事にしました。2ヶ所とも別の日に来訪。

 殆ど予備知識無しで行ってきたので、主に写真だけの紹介です。「金の鞍」「照姫」伝説が残るという石神井公園三宝寺池)も訪れたのですが、今回記事を書くにああたりデータを参照していたら、かなり重要なポイントを見落としていた事に気付きました。調査不足が災いした形です。次の機会がいつになるかわかりませんが(今年中は難しそう…)、再訪し次第記事にしたいと思います。

 

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Dear P.Wilson ~Road to "The Good-Bye"~ Vol.1

 The Good-Bye30年ぶりの新作発表、及び昨年から続く35周年アニバーサリーに伴うライヴ開催。以前から何とかライヴを生で観たいと思ってはいたものの、今回もそれは叶わず。

 ならばと、これまたツイート検索で知ったこれに行こうと決意。スケジュールを精査する事なく、半ば衝動的に予約を入れてしまった。少しでもこの記念すべき時に何かイベントに加わりたかったし、The Good-Byeのブレーンでありながらナイアガラにも深く関わった超重要人物、川原伸司氏の話を目の前で聞きたいと思ったのだ。

 

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時代遅れの城があったら殴って壊す。近代的な城がなければこの手で造る。

 夏の始めに行った場所は、出来るだけ夏のうちに記事にしておきたい。

 

 本田忠勝が関東に入城した際、最初に拠点としたのが根古屋城。元々は武田氏が里見氏の来襲に備えるため、重要な防御拠点として築城されたとされています。
 そもそも忠勝がこの地に移封されたのも、里見氏の脅威に対する抑えとするための意図があったから。譜代大名として家康からの絶対的な信頼が窺える人事ですが、それだけ里見氏というのはこの地を納める歴代武将にとっては頭の痛い存在だったのでしょう。やるじゃないか、里見氏。

  この城址は、千葉テレビで紹介される度に気になっていました。広い高台から眺める大多喜城天守や周囲の風景は、さぞ気分が良いものだろうと思い、いつか自分の足で訪れてみたいと思っていたのです。今夏は機会があり、遅い梅雨明けの暑い盛りに徒歩で目的地を目指しました。

 

 道を間違え、体力を消耗しながら到着。水田の中にある高台の端に、それらしきものがあります。

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 周囲は民家に囲まれており、高校野球中継の音が大きめに漏れ聞こえてきます。しかもこの史跡の前には、堂々と路上駐車されている始末。不恰好になるため、路上の車の影が入らないように工夫する必要性がありました。

 このスペース自体が私有地なのかもしれませんが、せっかくの歴史的な場所がこんなぞんざいな扱いで大丈夫なのか…。

 

 期待に胸を高鳴らせ、階段を上った先に待っていた風景は…。

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 こちらの勝手な想像とは大きく異なる、小さな敷地。しかも雑草が処理されているのかいないのか、爬虫類が跋扈する夏場に入るには少々勇気のいる状態。

 

 千葉テレビで見た風景は何だったのか…と困惑しつつ石碑を見る。

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 どうやら、根古屋城はここで間違いないようです。

 

 自分の中で想像だけが勝手に膨張していたようで、実際の城址は非常に小規模なものでした。

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 とはいえ、申し訳程度に置いてあるベンチから大多喜城を臨む事も可能です。

 

 忠勝は入場した際、ここが近代戦には向かず、拠点としては貧弱であると判断して新たに山の上に築城。これが大多喜城となります。この時点で根古屋城はお役御免となり、廃城となったとの事。
 中世の作りで当然天守や堀もなく、建物としても小さいものだったのではないでしょうか。それは周辺の土地の広さを見ても、容易に当時からの状況がわかります。
 そう考えれば、こうして史跡として残してもらえているだけでも御の字なのかもしれません。さすがに前に路上駐車しているのはどうかと思いますが。

 

 あまりの暑さと予想とかけ離れた面積、そして雑草に気を取られたせいで特にこれといった思索を巡らせるわけでもなく、さっさと退散。大多喜城を横目に、街中のコンビニへと涼を求めて行軍を続けるのでした。

Say Hello to The Good-Bye

 きっかけは思い出せないが、間違いなく別の件で何となくツイート検索をしていたのだと思う。

 ツイートの大河の中から行き着いた曾我氏のツイートには、信じ難い文言が記されていた。

www.universal-music.co.jp

tower.jp

 The Good-Byeが、まさかの30年ぶりニューアルバム発売。リリース日発表から1ヶ月近くが経過していたが、ひとまず発売日の前に知る事が出来た。特にここ10年、こういった驚くべき情報をかなり時間が経ってから知って後悔する事ばかりなので、今回はしっかり間に合った事に自分でも驚いている。まるで引き寄せられたかのようだ。

 

 実は、新作発表は青天の霹靂と言う程には唐突なニュースではなかった。2013年に加賀氏が旅立った直後、野村氏が自身の公式サイトで制作を明言していたのである。

あとね、アルバムを作ります。

僕らの予定通りに”The Good-Bye”の10枚目のアルバムは作ります。

でも、すみません。 曲が作れないんです。

バンドでデビューして30年。どんな時でも色々なイメージが湧いて来て、それを形にしてメンバー、そしてスタッフ、完成した物をファンのみんなへ。

今も曲作り中です。

それが僕の仕事ですから。

でも”The Good-Bye”の曲が作れないんです。

戦ってます。

自分と戦ってます。

バンドと戦ってます。

www.pegmania.com

 しかしこの発言から既に6年。引用した文中でもわかる通り、個人ではなくバンドとしての曲作りにかなり苦戦している事がストレートに綴られていた。2013年の30周年記念ライヴが「最後になるかもしれ」ないという発言も含め、加賀氏との永遠の別離だけが原因でない苦悩がありありと伝わってきた。

 

 だからこそ、今回の発表には心底驚いた。ニューアルバム発売の報自体が衝撃的だったのではない。制作開始から数年の時を超え、歩みは速くなくとも本当に10枚目の新作完成を実現させた3人に驚嘆したのだ。

 野村氏の懊悩煩悶の日々も、見事こうして音盤に結実したわけである。ライヴに対するネガティヴな発言もどこへやら、無事に35周年ライヴが決まっている。


THE GOOD BYE 35th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 決定!

 しかも、新作発売直後のギグなのだから、“レコ発ライヴ”という意味合いも帯びてくる。これは間違いなく解散前の現役活動中以来の事であろう。


The Good-Byeメンバーからのメッセージ

 私がファンになった2004年のリマスター再発から早15年、まさかこんな日が来るとは思わなかった。

 既にツイッターで触れた通り、新作『Special ThanX』は私にとってThe Good-Byeの“ハジニュー”となる。

micalaud.hatenablog.com

 これが更新される日が来るとは。良くも悪くも人生はわからない。

 

 気になるのは収録曲だが、野村‐曾我コンビのものが中心になるのは当然としても、“もう一人の男”のペンによる作品も録音していてほしいと思った。彼らがリスペクトを隠そうとしないThe Beatles同様に、看板ツートップ以外のメンバーの楽曲も作品中において重要な役割を占めてきた。それがバンドの特色でもあったのだ。

 勿論、その人物はこの世を去ってしまったのだから書下ろしというわけにはいかないが、バンド解散後に書いた曲や、それこそデモの形で遺されたものをバンドとして完成させてほしいと図々しくも考えたのだ。

 だが前述の通り野村氏の苦悩も知っていたから、そこまでの余裕はないのだろうと心のどこかで理解してもいた。新作が出るだけで十分、そう自分を納得させもしていたのだが…。

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 収録曲がユニバーサル(ビクターでないのが驚き)の公式サイトで発表され、私の瑣末な想いも氷解した。やはり4人でThe Good-Byeである、と残されたメンバーが力強く宣言しているかのようであった。タイトルのせいでクリックしていなかったこの記事でも、このトピックは紹介されていたようだ。

 加賀さんが12年ごろに作曲して残していたメロディーに野村が歌詞を付けた「Blue」など、書き下ろしの新曲10曲を収録する。レコーディングは、野村が加賀さんの愛用ベースを演奏して行った。

www.sponichi.co.jp

 夫人の池沢理美氏がデモテープを蔵出しし、メンバーに託したのであろうか? ますます『Special ThanX』が手元に届くのが楽しみになってきた。

 

 『レコスケ君』の作者であり、ジョージ(・ハリスン)ファン&The Good-Byeファンの偉大なる先輩である本秀康氏も、かなり盛り上ってきているようだ。

 個人的に来週は少々立て込んでいるので、発売日に受け取るのは恐らく難しいと思うが(そもそもちゃんと日付通りに届くとも思えない)、いずれにせよその時をじっと待つのみである。

 

 今回この記事を書くにあたり、過去の作品やネット上にアップされている動画のチェックを行っていたところ、当ブログ開設当初に書いた記事に重大なミスが生じている事に気付き、追記を行った事も報告する。

micalaud.hatenablog.com

 ファン失格と言っていいほどの由々しき見落としだが、6年越しでようやく間違いに気付けたわけだ。今後も放置され続けるよりは良かったと思いたい。これも新作リリースというサプライズのお陰である。スペシャル・サンクス。