(Revenge of the)United Minds

Talkin' 'bout Music, Football(JEF United Chiba) and More.

他に報告は?

 EP8の不満点や問題点を具体的に挙げる、と昨年末に書いたまま、ずっと感想文の執筆を投げ出したままです。

micalaud.hatenablog.com

 既にどこかで書いたと思いますが、SW本編の事を出来るだけ考えたくない、というのがその理由です。それほどの喪失感を味わった作品でしたし、さして楽しいわけではない日々の中でわざわざネガティブな事へ意識を傾けたくないという気持ちがあります。作品について考えようとすると思考が混濁するので未だに考えもまとまらず、大脳が自動的にSWに関しての作用にブロックをかけているのでは、とすら思うほどです。
 有名SWブロガーの方が「問題点を挙げるまでもない、観ればわかるはず」と書いてEP8肯定論者の人々に批判されていたようですが(詳細は未確認)、率直に言えば私も同意見です。

 

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 私がここまでSWの末路に対して動揺している事に、困惑しているのは他ならぬ自分自身なのですが、そんな状況を周囲に揶揄される度「自分はそんなに頭の固い人間だったのだろうか?」と真剣に悩み、少なからず傷付いていました。
 事実、公開当時はツイッターを検索すれは否定派ファンを皮肉る進歩的ファンや、評論家の絶賛ツイートが拡散されていました。その事が、余計に私の戸惑いを強くしていきました。そんなにこの映画を不満に思う事に問題があるのだろうか、と。

 

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 ですが、BDのAmazonレビューやこのような動画を見る限り、私だけが偏屈で頑迷な考えを持っているわけではないようで、最近ようやく一安心したところ。むしろ、最近になってそういう論者の人が増えている感もあります。多くのファンも私と同じように、戸惑いつつも現実を冷静に振り返る事が出来るようになったのかもしれません。個人的な都合の良い解釈かもしれませんが。

 もっとも、SWサーガ、何より映画として決定的に破綻しているものも無条件に受け入れるなければ「バランスの取れたファン」と呼んではもらえないのならば、自分は「原理主義者」「守旧派」と呼ばれても全く構いません。

 

 EP8の余波は、確実にファンの間に広がっていると感じています。

 先日放映され、BD発売も告知されたスピンオフ映画『ハン・ソロ』。日本公開前から"本国では不入りで、日本での興行収入も危ぶむ声が聞こえてきました。

theriver.jp

 このニュースによれば、映画公開の連続で観客がSW疲れしたのが大きな原因ではないか? という推測がされていますが、それだけが理由だとは思えません。何故、EP8に失望したファンが離れたという推論が出てこないのか、非常に疑問です。

 

 今思うのは、今までSWにお金を落としてきたファンを強引に振るい落として、共存の道を放棄するような「新しいSW」の作り方をした事に対する疑問です。
 当然世代交代が必要なのはどの世界でも同じだと思いますが、ソフトランディングする手段はいくらでもあったと思うのです。何より、ルーカスがSWで描きたかった事は「共生」でした。イーウォックの活躍しかり、ミディクロリアンの概念しかり。現在の状況は、クリエイターの志を踏みにじるかのような道を歩んでいるように思えます。
 そして、そのツケは興行収入の低下として顕在化してきている。新たなファンが買い支えてくれれば問題ないのですが、わざわざ少なからぬお金を落としてきた(そしてきっと今後も落としたであろう)古いファンを不快にさせる必要性はあったんでしょうか。

 

 ルーカスフィルムのディズニー買収によって、ストーリー半ばで中断させられていたアニメシリーズ『クローンウォーズ』。当初の予定よりも短縮されたままとはいえ、先日ファイナルシーズン制作の発表がなされました。これも、ディズニーの旧来ファン流出に対する焦りなのではないか? と考えているのですが、邪推でしょうか?

jp.ign.com

 誤解して頂きたくないのは、私はディズニー作品を全て否定しているわけではありません。本編に関しては置いておくとしても、『反乱者たち』『ローグワン』『ハン・ソロ』に関しては非常に楽しませてもらっています。特に『反乱者たち』に関しては、プリクウェルとトリロジーのスピリットを引継ぎ、現代的解釈を取り入れながらEP3と4の間を橋渡しした傑作だという評価です。

www.cinematoday.jp

 EP7の前日譚『レジスタンス』に関しては、『反乱者たち』のような入れ込める要素がない(EP7以降の世界観や登場人物に思い入れがないため)のであまり期待していませんが、一連のアニメ作品を手がけてきたデイヴ・フェローニが引き続き制作するそうなので、一定のクオリティは保たれた作品になるのではないかと思われます。

 

 閑話休題。評論家の皆さんがEP8をべた褒めしている事に対し、私はかつての大久保嘉人の如く「金もらってんのか!?」などと暴言を吐くつもりはありません。ですが、言葉足らずな上に、否定的な感情を持つファンへ挑発的な発言をする必要はなかったのではないかと思っています。絶賛するにしても、もう少しやり方があったのではないかと。

 EP8の内容に失望したファンの中には、これで完全にSWを見限った方も少なくはないようです。私はそこまで決心が付いておらず、これからは今まで通り葛藤しながらも、自分なりのディズニーSWとの付き合い方を模索していこうと思っています。EP9も、一応1回は劇場に足を運ぶつもりです。どういった結末であれ、ここまで心をかき乱してくれた3部作を見届ける資格はあると思うので。